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ヨガって結局何だろう?

ピラティスはすぐに説明できるのに、
ヨガは言葉に詰まります。

それは私がピラティスインストラクターとしてずっと活動しているせいも
あるのかもしれないですが、ヨガは本当に幅広くピラティス以上に
いろいろな流派もあるし、人それぞれ理解も違っているからだと思います。

私はいまだに「これがヨガだ」と断定できる答えは持っていません。
そしてそれでいいと思っています。

今思っているのは、

ヨガは自然でいること。

ということ。

だから、生活の中に息づいていると思っています。

アサナや瞑想だけがヨガではないと思っています。

そして、先日、学校で子供たちにヨガを教えていた時、
キッズが興奮気味でした。

動くことが楽しくて仕方ないって感じで。

ポーズをするたびに笑っています。

箸が転がっても楽しい年ごろなのね。

と、私は気にもしていなかったのですが、担当の先生が子供たちに

「今はヨガの時間です。ちかの言うことを聞いて静かに行いなさい」

と注意しました。

それはそれで子供たちの注意がこちらに向くし助かりました。

終了後、私が
「今日は子供たちパワーがみなぎってたね」

と言うと、先生は

「そうなのよ。でもあれはヨガじゃないわ」

と言われました。

そこで、私はハッとなったのです。

ヨガじゃないのか。

じゃあ、ヨガって何だろう?


だって、子供たちは大人と違って、生命力にあふれ、身体からパワーが
みなぎっているのが分かる。

だから、私はそれで子供たちが心も身体もハッピーならそれでいいと思っている。

私にとって、子供たちとヨガする時間、
それはヨガなのか、そうでないのかはそれほど重要じゃないのです。

重要なのは、子供たちがこの時間で心と身体が健やかにハッピーになり、
エネルギーを発散させ楽しく過ごせること。

だってはしゃぐことは子供にとってとても自然なことだから。

こんな思いで毎週キッズヨガをさせて頂いております。

みなさんにとってヨガとは何ですか?

最近は子供たちが終了後にサンキューと同時に
ナマステーと声をかけてくれるようになりました。

本当に無邪気でかわいいです^^


私にとって、ダンスをすることは
人生においてなくてはならない大切な時間です。
そして、その大好きなダンスを極めたい、より深く学びたい、
年老いても踊り続けたいという気持ちが原動力となり、
ヨガやピラティスを学びました。
そして、身体を扱うインストラクターとなり、さらに身体について学び考える間、付き合う時間が増えました。

最近、こちらでクラスを受けました。
トライバルベリーダンス。
ダンスコンディショニング。

そんな名前に惹かれて受けたクラスでしたが、
それはダンスではなく、私にとってエアロビクスのような有酸素運動。
今、大流行中のズンバをベリーダンスに特化したような、
またジャズダンス風の動きにしたような、
そして脂肪燃焼、大量に汗をかいてスッキリしようという
宣伝文句が見えるようなクラスでした。

それはそれでいいんです。
ズンバだってダンスと認識している人も大勢いるし、
ダンスと主張する人も大勢います。

ただ、私にとって違うだけ。

踊ることは自己表現。

踊ることは祈り。

踊ることは相手、音楽との対話。

踊ることは身体の解放。

踊りは左右非対称。

こんな風に思っている私にとって、ただ身体を動かして汗をかく。
左右対称の動きをする。ということはエクササイズというだけ


「教育とは真実を知ることではなく、考える力を養うことである」



娘が通うことになる学校にはフリースクールプログラムというものがあり、
子供たちは自主的に学んでいます。
印象的だったのは、生徒が先生に質問したときの先生の答え。

「グーグルで調べたの?それとも私がグーグルに見えるの?」

真実を知るだけなら、先生という一人の人間以上に優秀なコンピュータがあります。先生の役割はそこにいて、子供たちをうまく行くべき方向へ導き、
周りの人たちとの社会性を学ばせるという感じ。
とても素晴らしい環境だなと思いました。

自分で考え、決断し、行動する。

私が学生だったときのあるものを受け入れ、暗記する時代は過ぎました(笑)

ヨガやピラティスもそうだと思います。
特にヨガは世界中に広まりすぎて、
ビジネス色が強く本来のあるべき姿が見えなくなっている気がします。
私自身、ヨガのTTCを受けたにもかかわらず、周りのヨガレッスンを受け、
これがヨガなのか?と疑問に思い、ピラティスに転向した経緯があります。

それでもヨガとは何なのかが知りたくて、いろんなレッスンにも参加し、
ヨガの本も読み漁りました。

ヨガを知ってからすでに20年以上ですが、試行錯誤、
やっとこれが私の考えるヨガだと思える道しるべを見つけたと感じています。

それは、やはり信頼すべき尊敬すべき先生との出会いが大きかったと思います。
何でもそうですが、周りに流されず、これだ!と思うもの、この人だ!と思える人について学ぶことがとても大切であり、また人生に彩りを与えてくれるのではないでしょうか。

サルサもベリーダンスもそうでした。
最初に受けたレッスンでは続かなかったものが、
ある先生に出会い、その人の考えるダンス論を聞いて強く惹かれ、
学び直し、虜になりました。

そしてこちらで、エアロビ風ベリーダンスのレッスンに参加し、
ベリーダンスに対する情熱が少し薄らいでいます。

こういう私の心境を理解してくれる人もいるし、
ダンスはダンスでしょー?と理解できない人もいる。

夫に言わせると私が情熱的に語るダンスについては理解不能のようです。
けれど、ダンスがとても好きなのねという気持ちはよく伝わっているそうです。(笑)

私は情熱を注げるものを見つけることができてラッキーでした。
そしてダンスから繋がりヨガ、ピラティスとすべて身体に携わるボディワーク。
身体は小宇宙。
これからもまだまだ奥深いボディワークを学び続けたいと思います。